三菱の掃除機『Be-K』シリーズはモデルが4つあって、どうやって選べば良いのか悩みますね。
そこで以下の3つの視点から、違いをまとめました。
- サイクロン式と紙パック式の違い
- ヘッドの性能の違い
- 扱いやすさの違い
読み進めていただくと、どの製品がふさわしいのか目処が付くかなと思います。
あわせて型落ち品も紹介してます。
目次
三菱Be-Kシリーズをサイクロン式と紙パック式の違いで比べる
タイプ | サイクロン式 | 紙パック式 |
---|---|---|
型番 | TC-ED2D | TC-FD2D TC-FM2D TC-FJ2D |
吸引力 | 約80〜300W | 約90〜470W |
消費電力 | 約300〜850W | 約300〜1000W |
集塵容量 | 0.6L | 1.5L |
ゴミ捨て | ダストケース (水洗い) | 紙パック交換 |
排気クリーン | 0.5μm以上を 99.9%以上捕じん | 0.5μm以上を 99%以上捕じん |
まずはBe-Kシリーズをサイクロン式と紙パック式という違いで比べます。
- 吸引力
- 消費電力
- 集塵容量
- ゴミ捨て
- 排気クリーン
サイクロン式にするか、紙パック式にするかは1番大きなところ。
吸引力と消費電力が違う
サイクロン式:吸引力80〜300W、消費電力300〜850W
紙パック式:吸引力90〜470W、消費電力300〜1000W
サイクロン式と紙パック式で、吸引力の最大値が170Wほども違ってます。
パワフルな吸引力の紙パック式は、ラグや毛布に絡まったペットの毛や、空気清浄機のホコリを取るのにピッタリ。
そのぶん消費電力も大きいですが、吸引力を重視するなら紙パック式が向いてます。
集塵容量とゴミ捨てが違う
サイクロン式:集じん容量0.6L
紙パック式:集じん容量1.5L
サイクロン式と紙パック式で、集じん容量がかなり違います。
紙パック式はたくさんゴミが溜められて、そのままポイッと捨てられるのが楽。ただし3〜4ヶ月おきに紙パックの交換が必要です。
紙パックの参考価格
サイクロン式はダストケースなので、交換の必要はありません。その代わりダストケースとフィルターがゴミで汚れがち。
でもBe-Kシリーズのサイクロン式は、『ティッシュ』を挟み込むことでフィルターの汚れを軽減することができます。
これにより普通のサイクロン式よりは、ずっとお掃除の手間が少なそうですね。
排気クリーン度が違う
サイクロン式:0.5μm以上の細塵を99.9%以上
紙パック式:0.5μm以上の細塵を99%以上
サイクロン式と紙パック式では、0.5μm以上の細かなゴミをキャッチする能力が違います。
- pm2.5:2.5µm
- 黄砂:約3~4μm
- 花粉:約30μm
Be-Kシリーズではサイクロン式の方が0.9%ほど排気がクリーンになります。
これはサイクロン式TC-ED2Dに、銀ナノHEPAフィルターが搭載されてるからだと思いますよ。
もしサイクロン式に魅力を感じたら、新旧の違いも確認してみてください。
サイクロン式の新旧モデルの違い↓
三菱Be-Kシリーズをヘッドの性能の違いで比べる
ヘッド名 | 自走式パワーブラシ | タービンブラシ |
---|---|---|
型番 | TC-ED2D TC-FD2D TC-FM2D | TC-FJ2D |
ヘッド機能 | フラットヘッド機構 壁ぎわスッキリバンパー すみずみブラシ らくピタ機構 快速からみにくい自走ブラシ らくリーニングヘッド (※TC-FM2Dはない) 毛がらみ除去機能 ウイルス抑制ブラシ アレルパンチブラシ ふきブラシ | フラットヘッド機構 すみずみブラシ ふきブラシ |
Be-Kシリーズをヘッドの性能の違いで比べてみます。
比べてみると『自走式パワーブラシ』のヘッドの方がずっと優れてますね。
- 壁ぎわスッキリバンパー
- らくピタ機構
- 快速からみにくい自走ブラシ
- 毛がらみ除去機能
- らくリーニングヘッド
自走式の方が楽よね!
『自走式パワーブラシ』のヘッドだけにある各機能は、以下の写真を見るとだいたい把握できます。
『らくピタ機構』は少し分かりにくいのですが、ようするに床にピッタリくっつく機構なだけ。
また『らくリーニングヘッド』だけは、もうすこし細かく解説します。
らくリーニングヘッド(※TC-FM2Dにはない)
『らくリーニングヘッド』とは、ヘッドを壁に付けるとヘッドの内側にあるクシがブラシに接触して、ブラシのゴミを絡め取ってくれる仕組みのことです。
掃除機を掛けてるときに、ブラシまでキレイになっちゃうなんて便利ですよね。
ちなみにTC-FM2Dは自走式パワーブラシなのに、『らくリーニングヘッド』が搭載されてないので注意。
もし機能がよく似ているTC-FD2DとTC-FM2Dで迷ったら、この点が比較材料になるかもしれませんよ。
紙パック式のよく似た2モデルの詳しい違いは↓
三菱Be-Kシリーズを扱いやすさで比べる
型番 | TC-ED2D | TC-FD2D | TC-FM2D | TC-FJ2D |
---|---|---|---|---|
サイズ (幅x奥x高) | 21×32.3×22cm | 21×32.3×21cm | 21×32.3×21cm | 21×32.3×21cm |
全重量 | 3.8kg | 3.8kg | 3.8kg | 3.6kg |
ボディ重 | 2.4kg | 2.4kg | 2.4kg | 2.4kg |
持ち手 | かるスマグリップ ビッグハンドル | かるスマグリップ ビッグハンドル | かるスマグリップ ビッグハンドル | かるスマグリップ ビッグハンドル |
付属品 | サッシノズル | 2WAYロングノズル | サッシノズル | サッシノズル |
Be-Kシリーズを扱いやすさで比べてみます。
- サイズ・重量はほとんど変わらない
- 持ちやすさに違いはない
- 付属品が違う
扱いやすさはそんなに変わらないかも。
サイズ・重量はほとんど変わらない
Be-Kシリーズの4つのモデルのなかでは、サイクロン式のTC-ED2Dだけが1cm高いです。
また紙パック式のエントリーモデルTC-FJ2Dだけ、全体重量が200gほど重いです。
でもこれぐらいの差なら、サイズ・重量の違いについてはあまり気にしなくて良さそうですね。
持ちやすさに違いはない
Be-Kシリーズのグリップとハンドルは、全て同じ作りです。
- かるスマグリップ
- ビッグハンドル
ただし上位モデルは抗菌になってるという違いはありますが。
付属品が違う
実は紙パック式のハイエンドモデルTC-FD2Dだけ『2WAYロングノズル』が付属してます。
これは高いところや狭いところを掃除するのにとても便利。
もしそういった使い方を求めるなら、紙パック式のハイエンドモデルTC-FD2Dがベストです。
三菱Be-Kシリーズはどれがオススメ?
三菱電機のBe-Kシリーズは、それぞれどんな人にオススメかまとめました。
TC-ED2Dがオススメの人
- サイクロン式
- 自走式パワーブラシ
- 0.5μm以上の細塵を99.9%キャッチ
- らくリーニングヘッド
- サッシノズル
サイクロン式が気に入った人は、TC-ED2Dで決まりですね。
紙パックの交換が不要ですし、ティッシュを挟んでフィルターの汚れも軽減できそうです。
その代わり最大吸引仕事率は300Wまで。ふつうにお掃除する分にはこれで十分だと思いますが。
そして排気が一番クリーンな点はとても魅力です。
サイクロン式
ちなみにTC-ED2Dの1つ前のモデルであるTC-ED2Cも十分な性能があります。
型落ちでお得になっているのでTC-ED2Cも狙い目ですよ。
TC-FD2Dがオススメの人
- 紙パック式
- 自走式パワーブラシ
- 0.5μm以上の細塵を99%キャッチ
- らくリーニングヘッド
- 2WAYロングノズル
TC-FD2Dは紙パック式のハイエンドモデルになります。
最大吸引仕事率が470Wもあるので、ペットを飼っているお家には向いてますね。
また『らくリーニングヘッド』によるブラシの自動クリーンが付いてます。
さらに『2WAYロングノズル』が付属しているのは、このモデルだけ。
高いところや狭いところをロングノズルでお掃除したいなら、ハイエンドモデルTC-FD2Dがベストの選択になります。
紙パック式のハイエンドモデル
ちなみにTC-FD2Dの1つ前のモデルであるTC-FD2Cも、そこまで性能差はありません。
型落ちでお得になっているので、TC-ED2Cも狙い目だと思います。
TC-FM2Dがオススメ
- 紙パック式
- 自走式パワーブラシ
- 0.5μm以上の細塵を99%キャッチ
- サッシノズル
TC-FM2Dは紙パック式のスタンダードモデルで、お値段も含めてのバランスの良さが魅力。
最大吸引仕事率も470Wありますし、自走式パワーブラシのヘッドでもあります。
紙パック式のスタンダードモデル
さらにTC-FM2Dの1つ前のモデルTC-FM2Cも、似たような性能になってます。
それなら型落ちでお得になっているTC-FM2Cも悪くありませんね。
TC-FJ2Dがオススメ
- 紙パック式
- タービンブラシ
- 0.5μm以上の細塵を99%キャッチ
- サッシノズル
TC-FJ2Dは紙パック式のエントリーモデルで、お値段がとにかく有利です。
そして最大吸引仕事率が470Wと、上位モデルと比べても劣らないところが素敵ですね。
コスパ重視で選ぶならエントリーモデルTC-FJ2Dが一番ですよ。
紙パック式のエントリーモデル
さらにTC-FJ2Dの1つ前のモデルTC-FJ2Cも、十分な性能があります。
ただし型落ちとなるTC-FJ2Cですが、お値段はそこまで魅力がありません。
これ以上安くはできないのかもですね。(^_^;)
まとめ:三菱Be-Kシリーズは軽量パワフルで扱いやすい!
三菱電機の『Be-K』シリーズの違いをまとめました。
サイクロン式で排気が1番キレイなモデルがTC-ED2D。
紙パック式の吸引力と長いノズルでお掃除したいなら、ハイエンドモデルのTC-FD2D
紙パック式の吸引力とお値段のバランスが良いのが、スタンダードモデルのTC-FM2D。
紙パック式の吸引力を持ちつつコスパ重視なら、エントリーモデルのTC-FM2Dです。
Be-Kシリーズは軽くて扱いやすと口コミでも評判です。
ボディ重が2.4kgという軽さなので、持ち運びしやすく階段や高所のお掃除も楽ちんみたい。
そして製造が日本製なので安心感があるのも、さすが三菱ですよね。
パワフルな掃除機だと、ホントお部屋がクリーンになります٩(ˊᗜˋ*)و
型落ち品との比較記事も良ければ読んでみてください。
サイクロン式の新旧比較
紙パック式ハイエンドモデルの新旧比較
紙パック式スタンダードモデルの新旧比較
紙パック式ハイエンドとスタンダードの詳細比較
紙パック式スタンダードとエントリーの詳細比較