オイルヒーターを実際に使ってみて、初めて気付くデメリットってあります。
オイルヒーターで後悔する理由と買ってはいけない人、逆にオススメする人について体験をもとにまとめてます。
雪国の旧い木造住宅でオイルヒーター使ってますよ。
うちではコレの旧モデルを使ってます
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目次
オイルヒーターで後悔する理由とは？
- オイルヒーターは消費電力が多い
- オイルヒーターは温まりにくい
- オイルヒーターは処分しにくい
- オイルヒーターはコスパが悪い
- オイルヒーターは無音とは限らない
- オイルヒーターは意外と乾燥する
- オイルヒーターは環境に優しいわけでもない
オイルヒーターで後悔しがちなポイントは7つあります。
半分は簡単に想像できるものもですが、残り半分は実際に使わないと気付かないと思います。
オイルヒーターを検討しているなら、視えない特性もしっかり把握しておきたいですね。
意外なデメリットあるんですよ。
オイルヒーターは消費電力が多い
オイルヒーターの消費電力は製品にも寄りますが、リビングサイズを暖めるなら1200W〜1500Wぐらいは必要になります。
デロンギの例にあるように1時間平均が16.1円のオイルヒーターだと9時間で約144円。一ヶ月だと5千円近い電気代がかかることになります。
ただこれは東京のマンションの10畳のリビングで、12月上旬に使った想定だそうです。また1kW/hの電気代は31円を想定しているとのこと。寒い地域で戸建てだともっと掛かるのは間違いありません。
オイルヒーターは温まりにくい
オイルヒーターは熱源としてオイルを使用しているため、電源を入れてから部屋が温かくなるまでに30分以上かかることも少なくありません。
冬の寒い朝などに、急ぎで部屋を温めるのには向いてません。
オイルヒーターは処分しにくい
オイルヒーターは他の小型暖房器具と比べて、サイズも重量もあります。そのため処分時には回収業者に頼むか、粗大ゴミとして処理する必要があります。
処理費用はそこまで掛かりませんが、粗大ゴミに出すのって手間がかかりますね。ただデロンギであれば、送料のみ負担でメーカーに依頼して処分できますよ。
オイルヒーターはコスパが悪い
オイルヒーターを買おうとすると、安いモデルで2〜3万円、高いモデルで4〜5万円ぐらい掛かります。
ハロゲンやセラミックヒーターが1万円前後ぐらいで買えるのと比べると随分高いんですよね。また電気代も嵩むので、総合するとランニングコストはよくありません。
オイルヒーターは無音とは限らない
オイルヒーターって基本的に非常に静かで、騒音はほとんどないとは思うのですが。
でも実際に使ってみると、タイマーでスイッチがOn/Offする音や、温まる際のブーンという小さい振動音、内部の結露によるパチパチ音などがあります。
どれも小さい音ではあるんですが、静寂を求めているなら注意が必要です。
オイルヒーターは意外と乾燥する
オイルヒーターは燃焼を伴わないため空気が汚れません。
そこは間違いないんですが、温度が上昇するので相対的に部屋の湿度が下がります。ですので室温が上がれば、どうしても乾燥しがちになりますよ。オイルヒーターを使えば乾燥しなくなるわけではありません。
オイルヒーターは環境に優しいわけでもない
オイルヒーターは環境に優しいと思われがちですが、電気を多く消費するので環境に良いとは言えません。
もうすこし熱効率が良くなれば違うんでしょうけどね。
ECOモードがない場合は、もっと電気を消費しますよ。
オイルヒーターを買ってはイケない人とは？
- オイルヒーターだけで冬を越すつもり
- オイルヒーターに素早い暖房を求める
- オイルヒーターなら快適と期待している
- オイルヒーターを仕舞うスペースがない
オイルヒーターをオススメしない人をまとめました。
まずオイルヒーターだけで冬を越そうと考えている人は、即暖性もないし電気代もたくさん掛かってしまうので、メイン暖房は他のものを考えたほう良いですよ。
また空気は汚れないんですがバッチリ乾燥するので、本格的に使うなら加湿器が必要。オイルヒーターにすれば、肌に良さそうとか思っているなら当てが外れます。
小さな音もあるので完璧な静寂を求めて買う人にも向いてません。
あとオイルヒーターはサイズも大きいのでシーズンオフには片付けないと邪魔になります。そのためのスペースが必要なのと、重量があるので仕舞うのもちょっと大変。女性にはちょっと扱いにくかもしれません。
このようにオイルヒーターの用途がズレていると、買っても使い難くくて結局仕舞いっぱなしになりかねません。
オイルヒーターは誰にでもオススメできるものではありません。
オイルヒーターをおすすめする人とは？
今度はオイルヒーターをオススメする人についてもまとめました。
まずはオイルヒーターのメリットを再確認しておきます。
オイルヒーターの3大メリット
- 熱くなりぎず安全
- 騒音がほとんどない
- 空気を汚さない
オイルヒーターの大きなメリットはこの3点です。
オイルヒーターの最高温度は、製品にもよりますが60℃〜80℃程度。ですのでちょっと触ったぐらいでは火傷しません。また温度をセーブして使っているときは、もっと表面温度は低いです。
そして小さい音がすることもあるものの、基本的には静かで騒音もほとんどありません。
最後に空気を全く汚しません。石油やガス系はどうしても空気を汚してしまいすから、身体にはあまり良くなさそうです。
ずばりオイルヒーターをおすすめする人とは？
- 安全性を重視する家庭
- 小さか子供がいる家庭
- 静かな環境を好む人
- 空気の清潔さを求める人
まず熱くなりすぎず安全性が高いため、ペット・子供・お年寄りがいる家庭にはとても向いてます。
そして静音性が高いので、図書館のような静かさで勉強に集中したり、就寝するのにはピッタリ。
特に雪国の深夜はマイナスにもなるので、暖房なしだと鼻先まで冷えます。すると鼻水が止まらなくなったり、喉を痛めたりしますからね。
身体の負担を和らげて健康をキープするためにも、就寝時に弱い暖房は入れておいた方が生活の質があがると思います。
最後に空気を汚さないので、健康にケアしつつ暖房するなら理想的。アレルギーがあったりでケアが必要な家族がいるなら、コスト問題よりも健康第一がイイと思います。
うちも子供が生まれてから、冬の就寝時に冷え込みすぎないよう使ってます。
オイルヒーターの失敗しない選び方
オイルヒーターを後悔なく買うためには、いくつかのキーポイントを押さえるのが有効です。
- 不良品に当たる確率が少ないこと
- 部屋のサイズに合ったものを選ぶ
- 24時間自在にタイマー設定できる
- タイマーが設定しやすいパネル表示タイプ
- オイル型よりノンオイル型
- 回収処理がある
不良品に当たる確率が少ないこと
オイルヒーターって不良品だとオイル漏れするケースがあるみたいで、それってかなり最悪ですよね。
なんですけど例えばデロンギだと、年間10万台のうちの1台以下と公表してます。確率でいったら0.001％。これならほぼ無視できます。
【オイルヒーター】オイルヒーターのオイル噴出について
年間10万台のうち0.92台の割合となっております。
デロンギ・ジャパン
ですのちゃんとしたメーカー製の方が、僕は安心感があって良いと思いますよ。
部屋のサイズに合ったものを選ぶ
安いからといって部屋のサイズに合ってないものを買うと、当然ですがパワー不足になります。
ただし就寝時に500Wぐらいで弱く使うつもりなら大丈夫だと思います。うちも1500Wの10畳向けを、寝るときだけ500Wで弱く付けてます。
暖めるというよりは寒くなりすぎないという目的ですが。
24時間自在にタイマー設定できる
オイルヒーターって輻射熱がかなり強いので、温度に関係なく暑くなってしまったりするんですね。
そこでタイマーで1時間おきとかにOn/Offを繰り返したほうが、結果的に気持ちよく寝れることがあります。
もちろん使い方によるんでしょうけど、タイマーは細かく設定できた方がイロイロ調整できて便利ですよ。
タイマーが設定しやすいパネル表示タイプ
これはデロンギのオイルヒーターに多いのですが、アナログチックな「24時間電子タイマー」タイプはちょっと癖があります。
慣れてしまえば逆に使いやすくもあるのですが、パネル表示タイプの方がとっつきやすいと思いますよ。
オイル型よりノンオイル型
ノンオイル型のオイルヒーターの方が、従来のオイルを利用したヒーターよりも優れた点があります。
というかノンオイルなんで、もはやオイルヒーターではないんですけどね。オイルレスヒーターとも言います。
オイルを温める必要がないので加熱時間が短かくなり、消費電力も下がる可能性があります。ちょっとお高いんですが、余裕があるならノンオイル型も検討したいですね。
回収処理がある
メーカーの方で回収してくれるサービスがあると安心です。デロンギの場合は「デロンギ再資源化システム」があり、自治体で捨てられない場合に送料のみで対応してくれます。
デロンギ再資源化システムによる回収
ご不要になった製品は、製品を当社にお送りいただく際の送料のみお客様にご負担いただくことで、当社で素材ごとに分別・再資源化いたします。
デロンギ・ジャパン
このようなコツを踏まえてAmazon・楽天・ヤフーの人気製品から、10畳のものを独自に4つピックアップしました。
オイルヒーターのおすすめ1位：デロンギ サーマルカットフィン
デロンギのオイルヒーターの伝統的なモデル。アウトレットなんですが楽天でもヤフーでも1位でした。
機能が揃っているわりにリーズナブルで、とてもバランスのよい製品。うちもこの1つ前のモデルを使っていて、使い心地はまさにこの記事のなかで触れたような感じです。
スイッチが2つと、温度設定、24時間電子タイマーの使い方が独自すぎて、慣れるまでは戸惑うと思いますけどね。
いい感じの設定をするのに、2〜3日掛かると思います。
オイルヒーターのおすすめ2位：デロンギ マルチダイナミックヒーター
デロンギのオイルレスヒーターで、機能的にすごく優れている製品。
ノンオイルの良さはもちろんのこと、なんと旧モデルと比べると63%節電になったり2倍の即暖性を持っていたりします。Wifiモデルならスマホから細かい操作もできる。
1度でいいからマルチダイナミックヒーターを使ってみたいです。
もぅオイルにする必要ないのかも。
オイルヒーターのおすすめ3位：シロカ 軽ぽか
シロカの遠赤軽量ヒーター「軽ぽか」なんて初めて聞くかもしれませんが、評判スゴク良いんです。楽天では700以上、Amazonでは1,100以上のクチコミでいて、どちらも4.0以上の評価。
タイマーは2つまで設定可能です。あとノンオイルなので、熱効率が良く即暖性に優れています。
また「軽ぽか」という名前の通り重量は4.8Kgしかありません。持ち運びしやすいのもメリットです。
これリーズナブルで買いやすいですよね。しかもsirocaの製品なので安心です。
オイルヒーターのおすすめ4位：コロナ ノイルヒート
こちらは個人的に注目しているCORONAのオイルレスヒーター『ノイルヒート』。コロナの技術力を結集した新しい暖房器具だそうです。
ノンオイルならではの良さが全て備わってます。そしてタイマーも24時間自在（1時間おきのOn/Offなども可能）ですし、日本製ということで安心感が違いますね。
お財布に余裕があったら、次はこれが欲しいです。
まとめ：オイルヒーターで後悔しないためには？
オイルヒーターにはたくさんメリットがありますが、デメリットもあります。
もし電気代や暖房効率を気にするなら、あまり良い選択ではないのかもしれませんね。
ただ家族の健康や安全性を優先するなら、とても良い選択になります。
特にペットや子供、お年寄りのいる家庭なら、オイルヒーターの安全性と静音性を優先することに納得できると思いますよ。
それに最近のモデルはノンオイル型も増えて、どんどん暖房効率があがり消費電力も少なくなってきてます。寝ている間に弱く使うのなら、電気代はそこまで掛かりませんよ。
例えば寒い雪国であっても、使い方次第で一晩につき37円ぐらいしか掛からないんです。
これで家族の健康を守れるなら大満足ですよね。
実際オイルヒーターを夜中につけてから子供の鼻水や咳が止まったので、もっと早く買えばよかったなと思ったぐらいです。
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