東芝からトルネオVC-S650XとトルネオミニVC-CF33が同時発売されました。
2つのトルネオは何が違って、どちらがオススメなのかまとめてます
実際どれぐらい“ミニ”なのかも気になりますね。
ミニなのに意外なことに・・・!
トルネオ
トルネオミニ
目次
東芝のトルネオVC-S650XとトルネオミニVC-CF33の違いは?
性能を比べてみて優れている方を赤文字にしています。
トルネオ VC-S650X | トルネオミニ VC-CF33 | |
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タイプ | フィルターレス サイクロン式 | サイクロン式 |
吸込仕事率※1 | 約50〜180W | 約20〜290W |
消費電力 | 約250〜770W | 約120〜850W |
騒音 | 約58〜64dB | 約58〜63dB |
ヘッド | からみレス ラクトルパワーヘッド (モーター自走式) | からみレス カーボンヘッド (モーター自走式) |
ヘッド機能 | 床ピタ設計 (抗菌)からみレスブラシ 節電ストップ 床面識別 | 床ピタ設計 (床の菌を除去)からみレスブラシ 自動パワー低減 |
サイクロン機能 | トルネードプレス パワーキープシステム バーティカルトルネード | トルネードプレス デュアルトルネードシステム |
集塵容量 | 0.2L | 0.25L |
運転モード | ブラシ切/入 強/弱 ecoモード | ブラシ切/入 強/弱 ecoモード |
排気クリーン度 | 粒子径0.5μm以上の 微細塵を約99%捕塵 | 粒子径0.5μm以上の 微細塵を約99%捕塵 |
フィルター | 排気清掃フィルター 脱臭フィルター | 高集塵プリーツフィルター 一般フィルター |
使いやすさ | 新らくわざグリップ 抗菌ホースグリップ スイング連動 2WAYブラシ スムーズタイヤ お手入れサイン | らくわざフリーグリップ 抗菌ホースグリップ スイング連動 2WAYブラシ スムーズタイヤ お手入れサイン |
清掃 (水洗い可) | 回転ブラシ お手入れカバー サイクロン部 ダストカップ ダストカップカバー クリーンフィルター プリーツフィルター 分離ネット(上下) ワンタッチ手元ブラシ 伸縮延長管ブラシ | 回転ブラシ お手入れカバー サイクロン部 ダストカップ プリーツフィルター 分離ネット ワンタッチ手元ブラシ 伸縮延長管ブラシ |
サイズ | [ボディ部] 幅18×奥30×高27.6cm | [ボディ部] 幅22×奥29.5×高25.5cm |
重量 | ボディ部:2.3kg 全体※2:3.7kg | ボディ部:2.2kg 全体:3.6kg |
コード長 | 5m | 5m |
付属品 | お手入れブラシ | お手入れブラシ |
カラー | H:ストームグレー | H:ストームグレー |
発売日 | 2024年8月1日発売 | 2024年8月1日発売 |
価格※3 | 66,000円ぐらい | 44,000円ぐらい |
※1:吸込仕事率とはJIS規格に定められている吸込力の目安
※2:ボディ・ホース・パイプ・ヘッドを含めた合計
※3:2024年7月31日時点
トルネオVC-S650XとトルネオミニVC-CF33の1番の違いは、サイクロンの構造(特にフィルター位置)にあります。
VC-S650Xではサイクロンとフィルターが分離してますが、VC-CF33は一体型です。
サイクロンの構造が違うので、吸引仕事率、消費電力、集塵容量も違ってますよ。
それ以外にも、いくつか細かな違いがあります。
- フィルターの位置が違う
- 最低と最高の消費電力が違う
- ボディサイズが違う
- VC-S650Xの方がヘッド性能が良い
- VC-S650Xの方がフィルターの性能がよい
- VC-S650Xの方がグリップの性能がよい
- VC-S650Xの方が水洗いパーツが多い
- VC-CF33の方が吸込仕事率が高い
- VC-CF33の方が集塵容量が大きい
- VC-CF33の方が僅かに軽い
それでは1つ1つチェックしてみますよ。
以外な結果にビックリ!
フィルターの位置が違う
VC-S650X:フィルターレスサイクロン式
VC-CF33:サイクロン式
トルネオVC-S650Xでは、目詰まりしやすいプリーツフィルターをサイクロン部から切り離してます。
これによりサイクロンの吸引力が99%キープされるみたい。
ただしプリーツフィルターが無くなったわけではなく、『排気清浄フィルター』に含まれる形で別のところに移動してます。
結局のところプリーツフィルターはあるわけで、どれぐらい効果が違うんだろう?とちょっと気になるところです。
トルネオミニVC-CF33の方は一体型で、サイクロン部にプリーツフィルターがくっついてます。
最低と最高の消費電力が違う
VC-S650X:約250〜770W
VC-CF33:約120〜850W
パッと見はトルネオミニVC-CF33の方が、ミニマムの消費電力が抑えられてるように見えます。
さらにVC-CF33は、ヘッドが床から離れた際に『自動パワー低減』機能が働きません。
一方でトルネオVC-S650Xは、ヘッドが床から離れると『節電ストップ』機能が働きます。
そういった点では、VC-S650Xの方が消費電力に優れてるんですね。
ですのでどちらが消費電力に優れるのかは、簡単には判断できないところです。
ボディサイズが違う
VC-S650X:幅18×奥30×高27.6cm = 14904c㎥
VC-CF33:幅22×奥29.5×高25.5cm = 16594.5c㎥
実はトルネオVC-S650Xの方が、幅は4cm狭いんです。
トルネオミニのほうが、名前的には小さそうなんですけどね。
そこで体積にして比べてみたところ・・・なんとトルネオの方が一回り小さかったんです。
ただしボディは四角形ではなく凸凹しているので、どちらがコンパクトなのかはハッキリとは分かりません。
VC-S650Xの方がヘッド性能が良い
VC-S650X:からみレス ラクトルパワーヘッド、節電ストップ、床面識別
VC-CF33:からみレス カーボンヘッド、自動パワー低減
トルネオVC-S650Xの『からみレス ラクトルパワーヘッド』には、『節電ストップ』と『床面識別』機能があります。
『節電ストップ』機能はエコモードのときにヘッドを床から1秒浮かせるとパワーが低減し、6秒で一時停止、60秒で完全停止します。
また『床面識別』により絨毯ではパワーを上げフローリングでは下げるなど、パワーを自動調整してくれます。
一方でトルネオミニVC-CF33には、ヘッドを床から浮かせたときに自動でパワーを低減する機能しかありません。
VC-S650Xの方がフィルターの性能がよい
VC-S650X:排気清掃フィルター、脱臭フィルター
VC-CF33:高集塵プリーツフィルター、一般フィルター
トルネオVC-S650Xには、専用のフィルター機構が用意されてます。
『排気清掃フィルター』と呼ばれるその機構には、プリーツフィルターもクリーンフィルターも含まれてます。
特にクリーンフィルターはトルネオVC-S650Xにしかありません。
比べてみるとトルネオVC-S650Xの方がフィルター性能は良さそうでした。
VC-S650Xの方がグリップの性能がよい
VC-S650X:新らくわざグリップ
VC-CF33:らくわざフリーグリップ
トルネオVC-S650Xではグリップが『新らくわざグリップ』になりました。
このグリップは自然な角度で握れるよう工夫されていて、しかも手元の動きに合わせてヘッドが連動して小回りが効きます。
家電部門で初めて、人間生活工学認証を受けるほどのグリップだそうです。
認証内容を読んでみると、押し、引き、ひねりの操作が簡単で、手首への負担も軽減しているそうですよ。
VC-S650Xの方が水洗いパーツが多い
VC-S650X:ダストカップカバー、クリーンフィルター
VC-CF33:ー
トルネオVC-S650Xの方が水洗いのパーツが多いです。
ただトルネオミニVC-CF33はダストカップカバーが水洗いできないし、クリーンフィルターもありません。
ということを考えますと、性能アップにともない水洗いのパーツが増えていますので、デメリットではないと思います。
VC-CF33の方が吸込仕事率が高い
VC-S650X:約50〜180W
VC-CF33:約20〜290W
実はトルネオミニVC-CF33の方が、吸込仕事率が高いんですね。
“ミニ”とつくので吸込仕事率は低くなるもの・・・と思っていたんですけどね。
最大で110Wほど(約38%増)も高いので、吸引力を求めるならトルネオミニの方が良さそうです。
VC-CF33の方が集塵容量が大きい
VC-S650X:0.2L
VC-CF33:0.25L
トルネオミニVC-CF33の方が、0.05Lほど集じん容量が大きいです。
でも0.05Lならそこまでインパクトはありません。
集じん容量が大きい方が便利だと思いますが、そんなには違わないのではないでしょうか。
VC-CF33の方が僅かに軽い
VC-S650X:ボディ部:2.3kg、全体※2:3.7kg
VC-CF33:ボディ部:2.2kg、全体:3.6kg
トルネオミニVC-CF33の方が100gほど軽いです。
全体から見ると100gは、あまり気にするところではないのかも。
以上が違いでした。
東芝のトルネオVC-S650XとVC-CF33はどちらがオススメ?
東芝のサイクロンクリーナーのトルネオVC-S650Xと、トルネオミニVC-CF33はどちらがオススメかまとめています。
トルネオVC-S650Xがオススメの人
- 排気がキレイな方が良い
- 省エネな方が良い
- より持ちやすい方が良い
トルネオVC-S650Xの方がフィルターが多いぶん、排気がキレイだと思います。
フィルターを分けることでサイクロンの吸引力が下がりにくい仕組みも魅力的。
またECOモードでの節電ストップ機能などがあり、節電を大切にしている点もありがたいですね。
個人的には、より持ちやすくなった『新らくわざグリップ』が一番注目でした。
掃除機って頻繁に使うものですから、工学認証まで受けたグリップは扱いやすくて便利そうですよ。
クリーンな排気、節電、持ちやすさを重視するなら、トルネオVC-S650Xが良さそうです。
トルネオ
トルネオミニVC-CF33がオススメの人
- 吸込力のある方が良い
- 集塵容量が少しでも大きい方が良い
- コスパも大事にしたい
トルネオミニVC-CF33の方が吸引力があるんですよね。
しかも4割近くパワーが高いので、結構な違いだと思います。
ペットを飼っていたりなど、吸引力が欲しい場合はトルネオミニが良さそうです。
また0.05Lほどですが集じん容量も大きく、その分ゴミを溜められるのもメリット。
コスパの面でも、トルネオより1段安くて買い求めやすいのは魅力だと思います。
トルネオミニ
まとめ:東芝のサイクロンクリーナー『トルネオ』で床ピカピカ!
東芝のサイクロンクリーナーのトルネオVC-S650Xと、トルネオ ミニVC-CF33を比べました。
2つのモデルの違いはたくさんありますが、1番はサイクロン部の構造です。
トルネオVC-S650Xはサイクロンとフィルターが分離しているため、吸引力が下がりにくい仕組み。
またヘッドの性能に優れ消費電力を抑えたり、認証を受けたグリップでお掃除しやすくなりました。
新しい魅力がたさくんのトルネオVC-S650Xは確かに良さそうですよね。
一方でトルネオミニVC-CF33はサイクロンとフィルターが一体型で、吸引仕事率、集塵容量などが優れています。
個人的にはコスパと吸引力を重視しているので、トルネオミニVC-CF33のほうが魅力かなと思いました。
トルネオは小回りが効いてお掃除しやすいと評判です!(*^_^*)
トルネオミニ
トルネオ