日立から紙パック式クリーナーの新モデルCV-KP300MとCV-KP900Mが発売されました。
どちらも同じ『かるパック』シリーズですが、いったい何が違うんでしょうか?
また買うならどっちがオススメなのか、まとめています。
見た目もちょっと違いますね。
CV-KP300M
CV-KP900M
目次
日立の紙パック式クリーナーCV-KP300MとCV-KP900Mの違い
※性能を比べてみて優れている方を赤文字にしています。
CV-KP300M | CV-KP900M | |
---|---|---|
吸込仕事率※1 | 約120〜650W | 約50〜330W |
消費電力 | 約230〜1,180W | 約180〜840W |
騒音 | 約60〜66dB | 約51〜59dB |
ヘッド | パワフルスマートヘッドlite ヘッド幅23cm | パワフルスマートヘッド ヘッド幅23cm |
ヘッド機能 | ブラシ水洗い対応 白色LEDライト シンクロフラップ 自走機能 クルッとヘッド ペタリンコ構造 からまん機構 ワンタッチ着脱 水洗い対応 モーター駆動方式 からまんブラシ 2アングル形状 | ブラシ水洗い対応 ごみくっきりライト シンクロフラップ 自走機能 クルッとヘッド ペタリンコ構造 からまん機構 ワンタッチ着脱 水洗い対応 モーター駆動方式 からまんブラシ 2アングル形状 |
ホース・パイプ機能 | サッとズームパイプ 本体・手もとねじれんホース | ラクかるホース サッとズームパイプ 本体・手もとねじれんホース |
ホース長さ | 5m | 5m |
本体(ボディ部)機能 | ー | 紙パックするりん構造 パワー長もち流路 |
ダストケース | 1.3L | 1.3L |
運転モード | ecoこれっきり運転 手動モード:弱/中/強 アイドリング&ストップ機能 | ecoこれっきり運転 手動モード:弱/中/強 アイドリング&ストップ機能 |
排気クリーン度 | 0.3~10μの塵埃 99%捕集率 | 0.3~10μの塵埃 捕集率99.999% |
排気フィルター | ①紙パックフィルター ②抗菌フィルター ③ウレタンフィルター | ①紙パックフィルター ②アレルオフフィルター ③高集じんフィルター ④抗菌フィルター |
上方排気 | ◯ | ◯ |
サイズ | 長35.1×幅23.6×高20.2cm | 長33.9×幅20.7×高20.3cm |
全体重量※2 (ボディ部) | 4.4kg (2.9kg) | 3.6kg (2.3kg) |
付属品 | ぱっとブラシ すき間用吸口 パックフィルター1枚 | パッとブラシ すき間用吸口 ほうきブラシ サッとハンドル パックフィルター1枚 |
ふとん吸口 | G-DF6対応 | ー |
抗菌ハンドル | ◯ | ◯ |
カラー | ライトゴールド | ライトゴールド |
発売日 | 2024年6月15日 | 2024年6月15日 |
価格※3 | 41,000円ぐらい | 41,000円ぐらい |
※1:吸込仕事率とはJIS規格に定められている吸込力の目安。
※2:ボディ・ホース・パイプ・ヘッドを含めた合計
※3:2024年7月27日時点
日立の紙パック式クリーナーCV-KP300MとCV-KP900Mの1番の違いは吸引力です。
CV-KP300Mの方が2倍ぐらい吸引力が強いんですね。
ただしその他の性能については、CV-KP900Mの方が優れてます。
- CV-KP300Mの方が吸引力が強い
- CV-KP900Mの方が消費電力や騒音が小さい
- CV-KP900Mの方がゴミを明るく照らし出す
- CV-KP900Mの方がホースの性能が良い
- CV-KP900Mの方がパワーが長持ちする
- CV-KP900Mは紙パックがスルリと抜ける
- CV-KP900Mの方が排気がクリーン
- CV-KP900Mの方が軽量コンパクト
- CV-KP900Mは引き出しの中も掃除できる
- CV-KP300Mは布団用ヘッドに対応
それでは主な違いについて詳しくみていきます。
吸引力以外にも違いがたくさん!
CV-KP300Mの方が吸引力が強い
CV-KP300M:吸込仕事率 約120〜650W
CV-KP900M:吸込仕事率 約50〜330W
CV-KP300Mの方が、吸込仕事率が2倍ぐらいありますね。
この吸込仕事率というのは、簡単にいいますと『ゴミを浮き上がらせる力 』× 『浮いたゴミを運ぶ力』を数値化したものだそうですよ。
でも吸込仕事率が高いぶん、消費電力と騒音が大きくなってますけど。
CV-KP900Mの方が消費電力や騒音が小さい
CV-KP300M:約230〜1,180W、約60〜66dB
CV-KP900M:約180〜840W、約51〜59dB
CV-KP900Mは吸引仕事率が劣るのですが、そのぶん消費電力や騒音が小さいです。
吸引力も大事ですけど、消費電力・騒音も気になるところですね。
CV-KP900Mの方がゴミを明るく照らし出す
CV-KP300M:パワフルスマートヘッドlite、白色LEDライト
CV-KP900M:パワフルスマートヘッド、ごみくっきりライト
CV-KP900Mに搭載されているパワフルスマートヘッドの方が性能が上です。
というのもパワフルスマートヘッドには『ごみくっきりライト』がありますから。
このライトには以下のような機能があります。
- 緑色のLEDライトでゴミくっきり
- 緑色のLEDライトが7つで明るい
- レンズ設計で前方を見やすく照らす
『ごみくっきりライト』で照らし出すと、明るいところでもゴミを漏れなく発見できます。
床の上に光を当てると、ビックリするぐらいゴミが浮かび上がってきますよね。
CV-KP900Mの方がホースの性能が良い
CV-KP300M:ー
CV-KP900M:ラクかるホース
CV-KP900Mのホースは細くしなやかで、家具に引っかかりにくい作りです。
ソファの周りなどホースがしなやかに動いた方が、お掃除しやすいですね。
CV-KP900Mの方がパワーが長持ちする
CV-KP300M:ー
CV-KP900M:パワー長もち流路
CV-KP900Mは紙パックの周りに『パワー長もち流路』と呼ばれる空気が通る道があります。
これによりゴミが溜まって紙パックが膨れても、パワーが長持ちするみたい。
CV-KP900Mは紙パックがスルリと抜ける
CV-KP300M:ー
CV-KP900M:紙パックするりん構造
CV-KP900Mは紙パックが満タンでも、スルリと取り出すことができます。
紙パックっていっぱいになると、なかなか取り出せなくてイラッとしますよね。
CV-KP900Mの方が排気がクリーン
CV-KP300M:①紙パックフィルター②抗菌フィルター③ウレタンフィルター
CV-KP900M:①紙パックフィルター②アレルオフフィルター③高集じんフィルター④抗菌フィルター
CV-KP900Mの方がフィルターが多重で、しかも高性能なものが使われてます。
これにより0.3~10マイクロメートルの塵埃を99.999%捕集します。
ちなみに①紙パックフィルターは、購入の際に好きな品質のものを選べます。
お値段が上がりますが、性能の高いものを選べば捕集率も高くできますよ。
どの紙パックフィルターが良いかは、以下の記事でまとめてます。
CV-KP900Mの方が軽量コンパクト
CV-KP300M:長35.1×幅23.6×高20.2cm、全体4.4kg、ボディ部2.9kg
CV-KP900M:長33.9×幅20.7×高20.3cm、全体3.6kg、ボディ部2.3kg
CV-KP900Mの方がサイズが1まわりコンパクトで、0.6〜0.8kgぐらい軽量になってます。
掃除機の本体って持ち上げながら使ったりもするので、1kg近く違うと印象も変わります。
床に転がして使うなら、あまり影響はないと思いますが。
CV-KP900Mは引き出しの中も掃除できる
CV-KP300M:ー
CV-KP900M:ほうきブラシ、サッとハンドル
CV-KP900Mには『ほうきブラシ』が付属していて、引き出しの中や、サッシの溝をキレイにお掃除できます。
このブラシはチューブ状の細い吸込口が連なってできているので、クリップなど小物は吸わず、ゴミだけを吸ってくれますよ。
ごちゃごちゃしてる子供机の引き出しを掃除するのにピッタリですね。
またCV-KP900Mには『サッとハンドル』も付属品となってますが、CV-KP300Mの方では固定で取り付けられているんですね。
ですので、この点についてはたいした差はありません。
CV-KP300Mは布団用ヘッドに対応
CV-KP300Mはふとん専用のヘッドG-DF6を取り付けることができます。
専用ヘッドは布団を叩いて、ダニのフンや死がいを吸い込むことができます。
吸引力のスゴイCV-KP300Mだから、布団クリーニングも期待できそうですね。
以上が違いでした!
日立のCV-KP300MとCV-KP900Mはどちらがオススメ?
日立のCV-KP300MとCV-KP900Mはどちらがオススメかまとめています。
CV-KP300Mがオススメの人
- 強い吸引力が欲しい
- 布団クリーニングにも使いたい
CV-KP300Mは強い吸引力を求めている人にピッタリの掃除機です。
例えばペットを飼っていて、ソファーや絨毯などキレイに掃除したいなど。
日立の『かるパック』シリーズは、ペットを飼っている人にとても人気がありますからね。
また布団用のヘッド(別売り)を付ければ、強力な布団クリーナーとしても期待できます。
ペットのいるお家や、布団クリーナーとしても使いたい人にはCV-KP300Mがピッタリです。
吸引力が凄い
ところで1つ前のモデルCV-KP300Lも性能はそんなに変わりません。
回転ブラシの形状が違うぐらいの差ですので、検討してみても良いと思います。詳しくは以下の記事で↓
CV-KP900Mがオススメの人
- 消費電力や騒音はなるべく小さくしたい
- ゴミを照らし出してキレイに掃除したい
- ホースがしなやかで扱いやすいのが良い
- ゴミが溜まってもパワーが落ちない方が良い
- すこしでも軽量コンパクトな方が良い
- 排気がなるべくクリーンな方が良い
- 引き出しの中もそのまま掃除したい
CV-KP900Mの方が、全体的にみて性能が高いです。
吸引力では負けるものの、消費電力も騒音も小さいのは助かりますよね。
マンションなどに住んでいると、騒音はかなり気を付けたいポイントですし。
また特許技術のライトでゴミを発見しやすく、ゴミが溜まってもパワーが落ちない構造です。
排気がよりクリーンなのも、呼吸器系に気をつけたい家族がいるなら大事ですよね。
さらにホースがしなやかで、ボディもやや小さく重量も1kgぐらい軽いので、CV-KP900Mの方が扱いやすいはず。
付属品の『ほうきブラシ』を付ければ、子供の引き出しも楽にお掃除できます。
ペットがいないならCV-KP900Mの方が活躍できるように思いました。
全体的に性能が上
ところで1つ前のモデルCV-KP900Lも性能はそんなに変わりません。
回転ブラシの形状が違うぐらいですので、あわせて検討してみても良いと思います。詳しくは以下の記事で↓
まとめ:日立のパック式クリーナーで残さずゴミを吸引!
CV-KP300MとCV-KP900Mの1番の違いは吸引力にありました。
ペットを飼っていたりなどして、強い吸引力を求めるならCV-KP300Mが向いてます。
あと布団クリーナーとして使うのも良さそうですしね。
ただしトータルでの性能を考えますと、ゴミを逃しにくく操作もしやすくて排気がクリーンなのはCV-KP900M。
ペットなどがいなくて普通にお掃除で使うのなら、CV-KP900Mの方が活躍してくれるのではと思いました。
ふだんの使い方で選べば良さそうです(*´꒳`*)
吸引力が凄い
全体的に性能が上
また型落ちとなる以下の2つのモデルも狙い目です。
回転ブラシの形状ぐらいしか差はありませんから。(^_^;)