パナソニックのスチームオーブンレンジ『Bistro』の新型NE-UBS10Dと、旧型NE-UBS10Cを比べてます。
フラグシップモデルの新型と旧型はいったい何が違って、どちらがオススメかまとめました。
型落ちは狙い目?

新型
旧型
目次
パナソニックのビストロNE-UBS10CとNE-UBS10Dを比較
※性能を比べてみて優れている方を赤文字にしています。
旧型 NE-UBS10C | 新型 NE-UBS10D | |
---|---|---|
タイプ | スチームオーブンレンジ | スチームオーブンレンジ |
総庫内容量 | 30L | 30L |
センサー | 高精細・64眼スピードセンサー | 高精細・64眼スピードセンサー |
レンジ機能 | 最高出力:1000W※1 手動出力:150/300/500/600/800W/300Wスチーム 2品同時あたため お急ぎあたため | 最高出力:1000W※2 手動出力:150/300/500/600/1000W/300Wスチーム 2品同時あたため お急ぎあたため |
オーブン機能 | 出力:1380W 温度:70~300℃※3 2段調理コンベクションオーブン オーブン段数:2段 フラットヒート設計 | 出力:1380W 温度:70~300℃※3 2段調理コンベクションオーブン オーブン段数:2段 フラットヒート設計 |
グリル機能 | 出力:1330W 大火力極め焼きヒーター(平面) 両面グリル エリア加熱 | 出力:1330W 大火力極め焼きヒーター(平面) 両面グリル エリア加熱 |
スチーム機能 | スピードスチーム機構 温度:60~95・100℃ 過熱水蒸気 スチームプラス タンク容量:650mL クリーントレー | スピードスチーム機構 温度:60~95・100℃ 過熱水蒸気 スチームプラス タンク容量:650mL クリーントレー |
解凍機能 | 芯までほぐせる解凍 (全解凍・半解凍) スチーム解凍 | 芯までほぐせる解凍 (全解凍・半解凍) スチーム解凍 |
発酵機能 | 発酵温度:30~65℃ スチーム発酵 | 発酵温度:30~65℃ スチーム発酵 |
おまかせ機能 | おまかせグリル | おまかせグリル おまかせ熱風フライ |
レシピ数 | 267 | 267 |
メニュー数 | 234 | 263 |
お手入れ | サッと拭ける庫内 お手入れしやすいヒートグリル皿 自動お手入れコース: 庫内/天井・脱臭/洗浄・水抜き/クエン酸洗浄 食洗機対応: ヒートグリル皿、角皿 | サッと拭ける庫内 お手入れしやすいヒートグリル皿 自動お手入れコース: 庫内/脱臭/洗浄・水抜き/クエン酸洗浄 食洗機対応: ヒートグリル皿、角皿 |
便利 | たて開き ソフトダンパー ECONAVI 自動電源オフ機能 庫内灯 左右背面ピッタリOK 食器清潔コース 庫内を冷ますコース チャイルドロック お気に入り | たて開き ソフトダンパー 自動電源オフ機能 庫内灯 左右背面ピッタリOK 食器清潔コース 庫内を冷ますコース チャイルドロック お気に入り |
スマホ連携 | IoT対応 キッチンポケットアプリ | IoT対応 キッチンポケットアプリ |
液晶表示 | カラータッチ液晶 | カラータッチ液晶 |
付属品 | ヒートグリル皿 角皿(2枚) 取扱説明書 レシピブック 使いこなしガイド | ヒートグリル皿 角皿(2枚) 取扱説明書 レシピブック 使いこなしガイド |
消費電力 | オーブン:1400W グリル:1350W レンジ:1400W 待機時:0w | オーブン:1400W グリル:1350W レンジ:1400W 待機時:0w |
年間消費電力量 (目安) | 70.0kWh/年 | 72.0kWh/年 |
庫内サイズ | 幅394×奥309×高235mm | 幅394×奥309×高235mm |
外形サイズ | 幅494×奥435×高370mm | 幅494×奥435×高370mm |
本体重量 | 約20.0kg | 約19.7kg |
カラー | K:ブラック W:オフホワイト | K:ブラック W:オフホワイト |
保証期間 | 1年 (延長で3年) | 1年 (延長で3年) |
発売日 | 2024年6月1日 | 2025年6月1日 |
価格※4 | 140,000円ぐらい | 160,000円ぐらい |
※1:約5分後700Wに下がる
※2:約5分後600Wに下がる
※3:約5分後230Wに下がる
※4:2025年4月23日時点
旧型NE-UBS10Cから新型NE-UBS10Dになって、『おまかせ熱風フライ』機能が加わったのが1番の違いです。
- 『おまかせ熱風フライ』が加わった
- メニューが29種類増えた
- レンジの最高出力1000Wの後は600Wに下がるようになった
- レンジの出力範囲が広くなった
- ECONAVIがなくなった
- 本体重量が300gほど減った
それでは1つ1つの違いについて詳しくみていきます。
『おまかせ熱風フライ』に注目です♪

『おまかせ熱風フライ』が加わった

NE-UBS10C:-
NE-UBS10D:おまかせ熱風フライ
新型NE-UBS10Dになって『おまかせ熱風フライ』という機能が加わりました。
この機能は3つの熱源により、フライを美味しくヘルシーに仕上げます。
熱源は上面からのヒーター、中央から熱風、下面からのマイクロ波とグリル皿よる焼き上げ。
この3つの組み合わせにより、冷凍フライも凍ったまま揚げられるそうです。
さらに詳しく見ていくと、実際のメニューは「熱風フライコロッケ」と「熱風フライその他」の2つに分かれてます。

実に美味しそうなキツネ色に揚がっているコロッケですよね。
「熱風フライコロッケ」はコロッケ専用のコースだけあって、崩れないように表面を固めてから焼き付けます。
しかも使う油が少ないからエコだしヘルシーだしで、メリットしか感じない調理です。

「熱風フライその他」はアジフライなどを想定しているコース。
まず食材の温度を上げて生臭さを飛ばし、そのあと表面を一気に焼くプロセスだそうです。
この「熱風フライコロッケ」と「熱風フライその他」は、どちらも2通りの設定方法が用意されてます。
1つはヒートグリル皿に食材をのせてオイルを掛けたあと、スマホで撮影して送信するだけ。

スマホで撮影して焼き方はおまかせって、斬新な操作方法ですよね。
もう1つは従来通りメニューから状態・分量を選びます。
メニューが29種類増えた

NE-UBS10C:234
NE-UBS10D:263
新型NE-UBS10Dになって、自動メニューの数が234→263になりました。
そしてこの増えたメニューの中には、ワンボウルメニューの1つとして「スープ」の調理が加わってます。
ワンボウルメニューは材料を耐熱ボウルに入れるだけで、あとは勝手に分量にあわせて加熱調理してくれる仕組み。
「スープ」の例としては豚汁が掲載されてますが、こんな感じで美味しく作ってくれるのなら最高ですね。
レンジの最高出力1000Wの後は600Wに下がるようになった

NE-UBS10C:最高出力1000W ※1:約5分後700Wに下がる
NE-UBS10D:最高出力1000W ※2:約5分後600Wに下がる
これホント細かい話ですので、あまり重要ではないのですが。
新型NE-UBS10Dになってレンジの最高出力1000Wを約5分使ったあとは、600Wに下がるようになりました。
旧型では700Wだったので、出力が100Wほど低くなってます。
『あたため』など特定のメニューを使った際に、このような動きをするようですよ。
レンジの出力範囲が広くなった

NE-UBS10C:150/300/500/600/800W
NE-UBS10D:150/300/500/600/1000W
新型NE-UBS10Dでは、レンジの出力範囲が広がって1000Wを選べるようになりました。
急いで温めたいときは、1000Wが便利そうですね。
ただレンジを高出力で使うと、ムラの原因になるので使う機会は多くなさそうです。
ECONAVIがなくなった

NE-UBS10C:年間消費電力量70.0kWh/年、ECONAVI(エコナビ)
NE-UBS10D:年間消費電力量72.0kWh/年
新型NE-UBS10Dになって『ECONAVI』がなくなりました。
『ECONAVI』とはセンサーとAIを使い、ご飯のように均一な食材は温度が上がりやすいので、加熱時間を抑えて無駄をなくす仕組みです。
例えば70度になるようご飯150gを温めた場合、エコナビ運転によって約24%省エネになるケースもあるようですよ。
ただ年間消費電力量の目安を比べますと、旧型は70.0kWh/年で新型は72.0kWh/年です。
目安ではありますがで2kWh/年しか変わらないので、電力単価31円/kWhで計算しても年間62円しか差がありません。
あまり気にするところでは無いのかなと思いました。
本体重量が300gほど減った

NE-UBS10C:約20.0kg
NE-UBS10D:約19.7kg
新型NE-UBS10Dでは本体重量が300gほど軽くなって、約19.7kgになりました。
ざっくり20kgのうちの300gなので、あまり違いは感じないかもしれませんね。
滅多に動かさないので、重さは重要ではないと思いますけど。
見つけられた範囲では、違いは以上でした。

ビストロNE-UBS10CとNE-UBS10Dはどちらがオススメ?
パナソニックのスチームオーブンレンジ『Bistro』のNE-UBS10CとNE-UBS10Dは、どちらがオススメかまとめています。
旧型NE-UBS10Cがオススメの人
- コスパ優先
旧型NE-UBS10Cの方が、ややコスパに優れてます。
『おまかせ熱風フライ』がないのは残念ですが、そもそもコロッケやフライを食べることが少ないなら要らないかも。
旧型でもフライをサクッと仕上げるためのメニューは、用意されてますしね。
その他の機能を比べますと、メニューは多少すくないですが全体的には特に見劣りしません。
1年前の発売とはいえ、フラグシップモデルですから十分活躍してくれるはず。
それなら型落ちで安くなっている旧型NE-UBS10Cも悪くありませんよね。
コスパに優れる旧型
新型NE-UBS10Dがオススメの人
- コロッケやフライをよく食べる
- 新しいメニューが使いたい
新型NE-UBS10Dは、なんといっても『おまかせ熱風フライ』が魅力です。
コロッケやフライをよく食卓に出すのであれば、この機能はぜひ使ってみたいですね。
例えばコロッケは辻料理学校のプロも認める、キレイな揚げ色とサクサク感だそうですよ。
味にうるさい夫がいたとしても、これなら文句なく食べてくれそうです。
さらに『おまかせ熱風フライ』は油のお片付けも必要なくて、すごくお手軽に揚げ物できるのがスゴイところ。
263種類に増えたメニューの中でも、ワンボウルメニューは強い味方になってくれそう。
お値段的にOKでしたら、新型NE-UBS10Dが欲しくなるのは当然ですね。
性能UPの新型
まとめ:スチームオーブンレンジ『Bistro』でお料理をレベルアップ!
パナソニックのスチームオーブンレンジ『Bistro』の新型NE-UBS10Dと旧型NE-UBS10Cを比べました。
新旧2つの1番の違いは、『おまかせ熱風フライ』が有る無いか。
揚げ物をあまり食べないなら、コスパに優れる旧型NE-UBS10Cが狙い目かもしれません。
でもコロッケやアジフライなどを出すことが多いのでしたら、新型NE-UBS10Dの方が納得してくれると思いますよ。
どちらにしろフラグシップモデルですから、使うだけでお料理がレベルアップするのは間違いなし。
毎日レシピを考えてお料理するのって大変ですから、スチームオーブンレンジは良いものを選びたいですよね。
『おまかせ熱風フライ』はホント美味しそう!

性能UPの新型
コスパに優れる旧型
さらに『Bistro』の1つ下のモデルである新型NE-BS9Dと旧型NE-BS9Cも比較してます。
コスパに優れる2つなので、こちらも検討してみても良いかもしれません。