パナソニックの可変圧力IHジャー炊飯器『ビストロ』のSR-X910DとSR-X710Dを比べてます。
同時発売の2つのモデルは何が違うのか、またどちらがオススメなのかまとめてます。
ご飯がもっと甘くなる?

SR-X910D
SR-X710D
目次
パナソニックのビストロ炊飯器SR-X710DとSR-X910Dの違い
※性能を比べてみて優れている方を赤文字にしています。
SR-X710D | SR-X910D | |
---|---|---|
炊飯容量 | 0.5~5.5合 | 0.5~5.5合 |
炊き方 | ビストロ匠技AI (約9,600通り) | ビストロ匠技AI (約9,600通り) |
加熱方式 | 大火力包み加熱 | 大火力包み加熱 |
センサー | リアルタイム圧力センサー 釜底温度センサー 沸騰検知センサー | リアルタイム赤外線センサー リアルタイム圧力センサー 釜底温度センサー 沸騰検知センサー |
内釜 | ダイヤモンド竃釜 遠赤ダイヤモンドハードコート 釜厚:約2.2mm 底面ディンプル3列 | ダイヤモンド竃釜 遠赤ダイヤモンドプレミアムコート 釜厚:約2.2mm 底面ディンプル3列 |
炊飯米選択 | 白米 無洗米 雑穀米 玄米 ロウカット玄米 麦ごはん 発芽・分づき もち米 | 白米 無洗米 雑穀米 玄米 ロウカット玄米 麦ごはん 発芽・分づき もち米 |
炊飯コース | ビストロ炊飯 食感炊き分け (しゃっきり、やわらか、もちもち、かため) 銘柄炊き分け(6種類) エコ炊飯 高速 おかゆ すし・カレー 冷凍用 炊込み おこげ 赤飯 おこわ | ビストロ炊飯 食感炊き分け (しゃっきり、やわらか、もちもち、かため各3段階) 銘柄炊き分け(73種類) エコ炊飯 高速 おかゆ すし カレー用 冷凍用 炊込み おこげ 赤飯 おこわ |
美味しさ | 急減圧バルブ 高速交互対流 加圧追い炊き インバーター 浸し米炊飯 うまみ循環タンク | 加圧追い炊きポンプ 急減圧バルブ 高速交互対流 加圧熱風追い炊き インバーター 浸し米炊飯 うまみ循環タンク |
保温 | うるおいキープ保温(24時間) 保温経過時間表示 あつあつ再加熱 | うるおいキープ保温(30時間) 保温経過時間表示 あつあつ再加熱 |
便利機能 | ワンタッチふた加熱板 フラット天面パネル 圧力お手入れ機能(クリーニング) ふた加熱板丸洗い 予約タイマー(2メモリ) 炊飯残時間表示 天面開閉ボタン 静音化設計 内釜見やすい水位線 チャイルドロック | ワンタッチふた加熱板 フラット天面パネル 圧力お手入れ機能(クリーニング) ふた加熱板丸洗い 予約タイマー(3メモリ) 音声ガイド 炊飯残時間表示 天面開閉ボタン 静音化設計 りれき呼び出し機能 内釜見やすい水位線 チャイルドロック |
操作 | 反転バックライト液晶 タッチキー | フルドット液晶 (反転バックライト) タッチキー |
定格消費電力 | 1210W | 1210W |
1回消費電力量 | 161Wh/回 (エコ炊飯) | 159Wh (エコ炊飯) |
年間消費電力量 | 83.2kWh | 83.0kWh |
保温消費電力量 | 16.7Wh/時 | 12.9Wh/時 |
サイズ | 幅28.6×奥30×高23cm 蓋開け高:44.5cm | 幅28.6×奥30×高22.9cm 蓋開け高:44.5cm |
重量 | 6.6kg | 6.8kg |
付属品 | 立つしゃもじ 計量カップ | 立つしゃもじ 計量カップ |
保証 | 本体1年 内釜コート3年 | 本体1年 内釜コート5年 |
カラー | -H:ライトグレージュ | -K:ブラック -H:ライトグレージュ |
発売日 | 2025年9月1日 | 2025年9月1日 |
価格※2 | 70,000円ぐらい | 100,000円ぐらい |
※1) 2025年7月16日時点
SR-X910Dには『リアルタイム赤外線センサー』と『加圧追い炊きポンプ』があるのが1番の違いです。
またその他の機能でもSR-X910Dの方がいろいろ優れてます。
- SR-X910Dはリアルタイム赤外線センサーが搭載された
- SR-X910Dは加圧熱風追い炊きがある
- SR-X910Dはうるおいキープ保温が30時間
- SR-X910Dは食感炊き分けが各3段階
- SR-X910Dは銘柄炊き分けが73種類
- SR-X910Dは予約タイマーが3メモリ
- SR-X910Dは音声ガイドあり
- SR-X910Dはりれき呼び出し機能あり
- SR-X910Dはフルドット液晶に対応
- SR-X910Dの方が高さが1mm低い
- SR-X910Dの方が消費電力が微妙に少ない
- SR-X910Dは内釜コート5年保証
- SR-X710Dの方が重量が300g軽い
それでは主な違いについて詳しく見ていきます。
大きな違いだけピックアップしてます。

SR-X910Dにはリアルタイム赤外線センサーが搭載された

SR-X710D:-
SR-X910D:リアルタイム赤外線センサー
SR-X910Dには『リアルタイム赤外線センサー』が搭載されました。
このセンサーは釜内の状態を正確にキャッチすることで、ビストロ匠技AIの精度を向上させます。

ビストロ匠技AIによる火加減や圧力により、従来モデル(SR-V10BBなど)と比べて約8%も甘みがUPしたそうです。
従来のフラグシップモデルより美味しくなっているなんて、気になっちゃいますよね。
SR-X910Dは加圧熱風追い炊きがある

SR-X710D:-
SR-X910D:加圧追い炊きポンプ、加圧熱風追い炊き
SR-X910Dでは『加圧追い炊きポンプ』によって、炊き上げの最後まで高温をキープします。
追い炊きのときに熱風+加圧するから、熱が芯まで届くし余分な水分が飛んでご飯のハリ・つやがUP。

また熱風によって、炊飯中にお米から出る旨味成分の「おねば」が表面にコーティングされます。
冷めても美味しいご飯になるそうですよ。
SR-X910Dはうるおいキープ保温が30時間

SR-X710D:うるおいキープ保温(24時間)
SR-X910D:うるおいキープ保温(30時間)
SR-X910Dはうるおいキープ保温が30時間に伸びてます。
これはリアルタイム赤外線センサーによって、ご飯の残量を細かく把握できるから。
温度コントロールにより、べた付いたり乾燥してなご飯を30時間保ちます。
SR-X910Dは食感炊き分けが各3段階

SR-X710D:食感炊き分け(しゃっきり、やわらか、もちもち、かため)
SR-X910D:食感炊き分け(しゃっきり、やわらか、もちもち、かため各3段階)
SR-X910Dには4つの食感炊き分けがあり、さらに各3段階で調整できます。
また「ふつう」を選ぶこともできます。
つまり4×3+1=13段階から、食感を選べますよ。
SR-X910Dはりれき呼び出し機能あり

SR-X710D:-
SR-X910D:りれき呼び出し機能
SR-X910Dには『りれき呼び出し機能』があります。
前回使用したメニューをすぐ呼び出せるので便利です。
SR-X910Dはフルドット液晶に対応

SR-X710D:反転バックライト液晶
SR-X910D:フルドット液晶(反転バックライト)
SR-X910Dはフルドット液晶なので、表示画面が細かいドットで構成されてます。
フルドット液晶は一般的に表示がみやすく、表現の幅が広いというメリットがあります。
SR-X710Dの方はフルドットでは無いんでしょうかね。
SR-X910Dの方が消費電力が微妙に少ない
SR-X710D:<1回消費電力量>161Wh<保温消費電力量>16.7Wh/時<年間消費電力量>83.0kWh
SR-X910D:<1回消費電力量>159Wh<保温消費電力量>12.9Wh/時<年間消費電力量>83.0kWh
SR-X910Dの方が、炊飯1回あたりと保温時の消費電力量が少なくなってます。
とくに保温時は3.8Wh/時ほど違いますが、これは電気代にすると1時間あたり約0.12円ほど。
※電気代単価を31円/kWhで計算
100時間つかっても12円の差ですから、これは気にしなくて良いと思います。
それになぜか年間消費電力量については一緒になってますしね。
SR-X710Dの方が重量が300g軽い
SR-X710D:約6.5kg
SR-X910D:約6.8kg
SR-X710Dの方が300gほど軽いです。
300gなので小さいビール缶1本ぐらいの差ですね。
以上が違いとなります。

ビストロ炊飯器SR-X710DとSR-X910Dはどちらがオススメ?
パナソニックの可変圧力IHジャー炊飯器『ビストロ』SR-X710DとSR-X910Dは、どちらがオススメかまとめています。
SR-X710Dがオススメの人
- お値段重視
SR-X710Dの方がお値段に優れますね。
ただ比べてしまうと、炊飯性能や機能ではちょっと見劣りします。
それでもリーズナブルにPanasonicの最高峰『ビストロ匠技AI』を使えるのが魅力。
お値段次第ではありますが、SR-X710Dも良さそうですね。
価格重視のSR-X710D
SR-X910Dがオススメの人
- なるべく美味しく炊き上げたい
- なるべく美味しく保温したい
- たくさん炊き分け調整したい
- 履歴やタイマーで便利に使いたい
- 内釜コートの保証は長い方が良い
SR-X910Dの方が美味しくご飯を炊けます。
約8%ほどの甘みUPと、「おねば」によるコーティングは魅力ですね。
またうるおいキープ保温が30時間あるので、長く美味しく食べれるのも良いところ。
炊き分け調整や銘柄選択がより細かくできるので満足感もUPですし。
他にも履歴、タイマー、フルドット液晶など便利そうです。
お値段的にOKなら、SR-X910Dを選びたいですね。
美味しさ重視のSR-X910D
また1つ前のフラグシップモデルSR-V10BBとも比べてます。
お値段と美味しさのバランスを考えての、型落ちモデルSR-V10BBも悪くないと思います。
まとめ:パナソニックSR-X710DとSR-X910Dはどっち?
パナソニックの可変圧力IHジャー炊飯器『ビストロ』のSR-X710DとSR-X910Dを比べました。
お値段に優れるSR-X710Dも良さそうですけど。
ご飯好きとしては、甘みと旨味に期待できるSR-X910Dに惹かれてしまいます。
また炊き分け調整や銘柄選択による満足度も高そうですし。
ご飯ってほぼ毎日食べるから、少しでも美味しく炊き上げたいですよね。
『ビストロ』で炊いたご飯は、ミシュラン三つ星の巨匠も絶賛ですし。

最高のご飯を毎日食べたい♪
美味しさ重視
お値段重視